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Author:じゅくちょー

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トラックの兄ちゃん
昨日のインタビューで、「影響を受けた人は?」という質問がありました。

今までいろいろな人の影響を受けてきました。いろいろすぎて、これといってひとりにしぼるわけにはいかないです。たった一日過ごしただけの人にも、忘れられない人がいます。

今でも思い出すのは、大学生の頃、引越し屋さんのアルバイトに行ったときのことです。
日雇いに似た仕事で、トラックの運転手さんをリーダーに3名のアルバイトがついていくようになってました。運転手さんは毎日違うおじさんだったのですが、その日は若い、体がでかくてコワモテの兄ちゃんでした。絶対この兄ちゃん昔は不良だったぞ、みたいな空気を漂わせていました。

初対面のときからニコリともせず、引越しの作業が始まるとその形相がさらに厳しくなって、鈍間なアルバイト連中にイライラするのか、声を荒げて指示を出すのでした。それでますます、空気が重くなって、他のアルバイト連中も「おっかねぇ」というのが顔に書いてありました。きっと、私の顔にも太いマジックで書いてあったんだと思います。早く作業が終わらないかとみんなが願っていました。

やっとだいたいの作業が終わって、なぜかその兄ちゃん、私に荒っぽい声で話しかけてくれました。内心びびりながら、敬語で受け答えをしました。自分は子どもがいる話とかしてくれて、けっこう話してみるといい人で、最初の印象とは違った感じがしてきました。

そして、「お前、いくつだ?」と聞かれ、「19歳です。」と答えたとき、初めてその兄ちゃんが苦笑いをしてつぶやいたのです。

「俺とおんなじかぁ」

驚きました。めった打ち、ワンサイドゲーム、ぼこぼこ、KO、そんな感じでしょうか。完全に負けている。この差はなんなんだ?

家族がいて運転手として独立して生計をたてている、一方自分は仕送りで生活しておこづかい稼ぎ。

引越しが無事終わると、依頼主さんが引越し費用とは別に「お礼」と称してお金を包んでくれることが多く、運転手さんに手渡ししてくれます。運転手さんによっては、全部自分の懐に入れる人が多かったのですが、その兄ちゃん、封筒の中の札を数え、「ほい、ご苦労」とぶっきらぼうに言いながら1000円札を渡してくれました。あんなに仕事ができなくて迷惑かけたのに。。。男気を感じました。

その兄ちゃんとはそれっきりでしたが、その時のことは今でも思い出します。
自分の甘さやスケールの小ささを認識させられ、そして、こんな男になれたらいいと思った一日でした。

※ueponさんへ

覚えているのは失敗や恥ずかしかったことばかり、そんな話しかできませんでしたよ^^ 

※kokoroちゃんだ〜さんへ

授業中ですみません。いらっしゃったのかしらん?



思い出 | 【2007-08-08(Wed) 08:08:47】 | Trackback(-) | Comments:(2)